西陣織職人ブログ

西陣織職人してます。織物屋として10代目になりました!手織物を世界に広めようと思っていろいろアップしていきます。 ジャンルは金襴で主に袈裟などで使われる生地等を製造しています

西陣織の糸巻きについて👍

西陣織は様々な糸を使います!

特に緯糸(ぬきいと)はたくさん色数もあり、

日常的に管に巻いて使っています。

今回は緯糸の巻き方について紹介していきたいて思います。

 

 

 

1、手機の緯糸の巻き方

 

手機で使う緯糸は小さい杼につけて使います👍

 

このような小さい杼につけて使うので注意点があります。

 

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手機の縫取りはこんな感じで小さい杼に糸をつけて使います👍

 

1番気をつけなければならない事は

 

巻きすぎない!

 

という事で、たくさん巻けばなかなか無くならないから巻いておこうと思ってしまいますが、

 

杼が小さいため杼からはみ出てしまうとダメです。

なのであまり大量には一つの管には巻けません。

 

さらに

よく似た色がかなりあって、パッと見ただけでは見分けがつかないくらいの差です。

集中していないと色が混ざったりするとダメなので注意が必要です。

使う色はその織物屋によってちがうと思いますが

うちでは特に黄色系が微妙な色の違いで別れているのでよく確認しながらやっています。

 

織るまでの準備にはなりますが糸巻きだけでもかなり時間を使います。

 

絹糸をまず一本ずつ伸ばしてからこのような状態にして、

それを何本も集めて管に巻いていきます。

こんな感じです!

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2、機械織の緯糸の巻き方

 

うちでは機械の場合はこういう糸巻き機を使って巻いています!

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機械織はかなり早く織れるので手機と比べて大量に1日に杼を新しく変えなければなりません

織れるスピードが速い分糸の準備の手際の良さで1日の織れる量も決まるので地味ですがかなり重要になってきます。

 

3、まとめ

 

糸巻きは何気なくやっていてもその手際の良さ、スピードが問われてきます。

 

慣れでだいたいは感覚で出来ますが、その慣れるまでかなり時間が必要で初めてやったらだいたいはできないです。

 

特に絹糸はまだ巻きやすいですが金糸、銀糸、プラチナなどはかなり巻きにくいです。

硬いのでよれて上手く巻けないこともあり、クセがついてしまいます。

 

こういう地味な作業ほど熟練さで変わってきます。

単に織る事だけでは無く、織るための準備の中で最も大切なのが糸巻きです。

 

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